広報誌『四季彩』2022年 夏号

公開日時:2022.09.19

カテゴリー:広報誌

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基本理念

私たちは「至誠天に通ず」の精神に徹し、医療に携わる私達と患者の皆様、
相互の愛情と信頼に基づく医療・看護・介護を実施し地域医療の向上を目指します。

基本方針

安心で安全な医療サービスを提供します
患者様のご要望に可能な限り添えるよう努力します
質の高い医療を提供できるよう、職員一同研修研鑽し、日々最大限の精進をします
医療関係機関と連携し、一貫した医療の提供に努めます

感染拡大中!!!

日本中で新型コロナウイルス感染症への感染者が増加しており、ここ大牟田市でも、7月の後半からは毎日のように200人以上の感染者が出て、今までにないペースで感染拡大を続けています。

若い方々は感染しても軽症で済む方がいらっしゃいますが、高齢者や基礎疾患のある方々にとっては、依然として大きなリスクがある事に変わりありません。

「自分が誰かからうつされない」「自分が誰かにうつさない」ためにも基本的な感染対策を見直して、再度徹底して頂きます様、ご協力をお願いいたします。

下記QRコードは、福岡県の感染対策・受診方法等をまとめたホームページです。ぜひ、ご参照ください。

緩和ケアとは何か

当院の緩和ケア専門医である今野里美医師より「緩和ケア」について説明いただきます。 主にがん患者様の痛みに向き合う緩和ケアについて、皆様やご家族様へ何らかの手助けとなれば幸いです。

がんによる苦痛をやわらげる緩和ケアとは

日本人の死因の1位はがん、2位が心疾患、3位が老衰です。

そして現在、3人に1人ががんで亡くなっています。

がん患者さんは、がんそのものの症状のほかに、痛み、体のだるさ、食欲がないなどの身体的な症状と悲しみなどの精神的苦痛を経験します。

“緩和ケア”は、がんと診断されたときから行う身体的・精神的な苦痛を和らげるためのケアです。

オレンジバルーンプロジェクトは
緩和ケア啓発活動プロジェクトです。
是非ご参照ください。

がんの症状と“緩和ケア”

がんによる心と身体の苦痛を和らげ自分らしい生活をおくれるようにするケアがあります。それが“緩和ケア”です。

がんになると、どのようなことが起きるでしょうか?

  • 痛み、倦怠感などのさまざまな症状
  • 落ち込み、悲しみなどの精神的な苦痛
  • せまりくる“死”へ恐怖
  • 自分の“人生”に対する思い

緩和ケアとは、がん患者さんの苦痛を取り除く、患者さんとご家族にとって、自分らしい生活を送れるようにするためのケアです。

緩和ケアは“がんの治療”と一緒に始めます

過去にさかのぼると“緩和ケア”は、“がん治療ができなくなった方への医療”と考えられていた時代もありました。しかし、現在緩和ケアは、がん治療の初期段階からがん治療と一緒に受けるケアへ変わりつつあります。

緩和ケアにはそれぞれの症状にあった適切な治療やケアがあります。
“つらいな”と思ったら、どんなことでも遠慮せずに当院緩和ケアスタッフへ伝えてください。

食べる前の口腔マッサージ